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施主支給品の工事・納品について
メーカー施工と建設工事の施工区分、責任区分を理解する

施主支給品のシステムキッチンやシステムバスなどは、メーカーによる組立施工が利用できます。
簡単なシステムキッチンの場合、大工さんでも組み立てられるケースがありますが、上位グレードの高級タイプともなると、多くの職人さんが出入りする中で傷がついてしまうケースもあるので、やはり専門の担当者によるメーカー施工が安心です。
特にバスに関しては、絶対にメーカー施工をお勧めします。
メーカー施工といっても、各地域でメーカーから認定(研修)などを受けた業者が施工を行いますが、そもそもバスについてはメーカー自体がメーカー認定店による施工を前提としているため、
施工説明書が付かない※ことがほとんどです。
※商品の設置(施工)に関する説明書。施工要領書ともいう。



また、T社のバスの施工業者であってもI社の施工認定は受けていないケースもあります。 メーカーによって微妙に施工方法も違うため、ちょっとしたところでのミスが
後々、大問題となることもあるのです。
メーカー施工を付けることで事前にメーカー施工班による現場調査が行われることになり、その際、打ち合わせ前の段階で施工区分、責任区分を明確にすることができ、 現場でのトラブル防止、リスクヘッジが可能です。
メーカー施工は費用が高いからと、水道屋さんに組立施工を依頼するケースがありますが、
メーカー施工を利用することで、組立てに関する責任はメーカーの責任施工とすることができますので、以下のように責任区分を明確にすることができます。

  • ユニットバスのパッキン施工の不備による水漏れはメーカーの責任
  • それ以外のつなぎの部分であれば水道工事業者の責任

メーカー施工にするべき最大の理由
  • 労力が減る!
    メーカー施工を利用しないと、納品されてきた商品の確認(検品)をして、注文した商品がすべてあるかを確認しなくてはなりません。
    メーカー施工を利用すると、施主の方であらかじめ設定した納期に、メーカー施工スタッフが商品の搬入と同時に組立施工を行います。つまり、施工完成後の確認は必要ですが、
    検品作業分の労力は減ります。


  • リスクが少なくなる
    通常のシステムキッチンでも、ダンボールで相当数のアイテムが納品されます。
    それをひとつひとつ検品するのは至難の業。メーカーに責任施工を依頼する方が、リスクは少なくなります。
メーカー施工と建築工事の区分の理解

現場調査の段階で詳細打ち合わせが必須!
以下の工事は、建築会社の施工区分となり、メーカー施工に含まれません。

  • 給排水給湯などの水道配管工事とその接続工事
  • 電気配線、換気などの電気工事とその接続工事
  • ガス配管とその接続工事

メーカー施工は商品を指定された配管や配線にもとづき、組立てる作業です。搬入前に、メーカー施工スタッフが現場調査を行うと同時に、施工当日までの配管立ち上げ位置や配線の打ち合わせをします。
※施主支給では、施主が動かなければならない場面が何度かありますが
施主と建築会社の間に立つのが施主支給会社です。
この中継ぎ業務といえる一番大事な業務を行う施主支給会社は、専門知識を有する
経験豊かな会社でなければなりません。

メーカー直送の注意点
  • メーカー直送とは
    商品の発送には、通常の配送(ヤマト運輸や佐川急便)の他に、メーカー直送というものがあります。
    住宅設備機器や建材などは、その大きさから4トン車などのトラックで配送するメーカー直送が主に利用されます。
    メーカー直送というのは、工務店や問屋に入れることを前提とした配送システムであるため、
    あくまで現場に人がいること、そして相手が法人であるという前提があります。
    メーカー直送の場合、決められた日(ほとんどの場合、時間指定不可)に誰もいないということになると商品を持ち帰ってしまいます。
    そして、再配達をする場合、再配達費用が発生してしまいます。
    小物に関してヤマトや佐川を利用する場合もありますが、費用がかかります。大型商品で、かつ時間指定が可能なチャーター便という配送方式もありますが、費用がかなり高いので、施主支給するメリット自体が小さくなってしまいます。
  • メーカー直送における4つのポイント
    1. 配送予定日には現場に必ず誰かいるようにすること
      (現場では施工会社の管理者や職人が納品に立ち会うことが多いですが、原則注文者が商品を確認するのが前提のシステムです)
    2. 商品によっては一人で運べないものもあるので、何人か運べる
      人を呼んでおくこと
    3. 4トン車が使われることが一番多いので、現場にトラックが入るか確認し、
      購入会社に必ず伝えること
    4. 軒先渡しが原則なので、職人さんに手伝ってもらう場合などは、現場の邪魔にならないよう何をどこにおけばよいのか、
      あらかじめ聞いておくこと